【2025年7月22日改正商標法施行】商標異議申立期間が30日間に短縮へ

2025年7月22日に商標法の改正法が施行されます。これにより商標の異議申立期間が従前の２か月から30日間に短縮されます。

今回の改正法施行日である2025年7月22日より前に出願公告された商標に対する異議申立期間は従前の2か月です。このため、2025年7月21日に出願公告された商標に対しての異議申立期限は2025年9月21日ですが、2025年7月22日に出願公告されると2025年8月21日が異議申立期限となります。

異議申立期間の延長はできません。準備する時間が足りない場合、まずは最低限の内容でもよいので期限内に異議申立書を提出することが必要です。その後、異議申立期間の経過後30日以内に理由や証拠の補充が可能で、その後も異議決定前であれば意見書の形で補充することもできます。

なお、韓国は商標の出願公告制度が続いており登録前の異議申立てです。商標の異議申立期間は2007年6月30日までは30日でしたが、その期間が短いとの意見を受け、2007年7月1日から2か月に延長されました。

しかし、商標は流行性が高く迅速な権利保護が必要であるにもかかわらず、近時、商標登録までに時間がかかりすぎているとの批判があり、今回、異議申立期間を再度30日間に短縮する法改正が行われました。【了】​